フランス国境にも近い東カタルーニャのジローナは、中世の佇まいを多く残していて、静かな街。
その観光スポットといえば、やっぱりオニャール川にかかる橋です。この橋から眺める街並み。これを見るために片道1時間半かけてバルセロナまで日帰りする価値のある景色。
ジローナとは
ジローナは2000年もの歴史があります。もともとイベリア人が築いた街で、その後、ローマ人がやってきて、ユダヤ人がやってきて、イスラム教徒が侵攻してきて・・・と波乱万丈な街です。
今も、ユダヤ人地区や博物館、アラブ浴場など、街のいたるところにその歴史を感じる場所が残っています。
13世紀を過ぎると、イスラム教徒の侵攻も落ち着いたんですけど、今度はヨーロッパのあちこちで戦争が絶え間なく起きます。
ジローナもフランスと接していることもあり、何度も戦地になりそのたびに荒廃したそうです。1809年にはナポレオン軍との7か月以上にわたる格闘の末撃退したとか。
バルセロナと違って静かな街で、中世の街並みも多く残しているので、私が見たかった”ヨーロッパ”がここにありました!(*’ω’*)
オニャール川までの道のりも楽しい
簡単に言うと、ジローナ駅を背に直進していけば、オニャール川にはたどり着けます。
街並みが素敵なので、気になる通りを歩きながら、オニャール川へ向かいます。
オニャール川からの眺め
オニャール川にはいくつか橋が架かっていて、それぞれ違った景色があります。次はあっちの端にいこう!とどんどん前の橋へ移動。右手に見えるえんぴつみたいな屋根の建物はジローナのカテドラル(大聖堂)です。
前の橋へ移動するとまた少しカテドラルが近くに。カテドラルも見ようと最初から思っていたんですけど、地図がいらないくらい大きくて目印になります。
ちょうど、オニャール川からカテドラルを望んで、左が新市街、右が旧市街です。
この前に見える赤い橋はサンタグスティ橋。あそこまで行くことにしました。
両サイドにカラフルな建物が並んでいてこの景色が、ジローナ最大の名物です。こちらは新市街。
こっちが旧市街。
旧市街側をうろうろしながら、サンタグスティ橋へ。赤い鉄製の橋で可愛らしい。この箸は1973年に建て替えられたらしく、その後もメンテナンスがしっかりされているのか錆などもなく、安心して渡れました。
橋じたいの魅力もさることながら、ここからの景色が一番、カテドラルのバランスが良いんです(*’ω’*)
ちなみに、カテドラルに一番近い、この先の橋から見た旧市街とカテドラル。カテドラルがちょこっとしか見えなくなっちゃうんですよね。
ほんとに素敵な街でここで1・2泊したいと思ってしまいました。
450ページ以上ある地球の歩き方でも、見開き1ページしか載ってないジローナ。この日は私以外に日本人は見かけませんでした。アジア人自体少なく、静かに街歩きをするにはもってこいの街です。バルセロナの喧騒に疲れたら、ぜひジローナへ行くのです・・・(*’ω’*)