私が九份で楽しみだったのはこちらの建物を見ることでした。
九份昇平戯院です。
ちょうど撮影スポットである『悲情城市』の右側にあります。
1960年に再建された劇場
日本統治時代である1934年に「昇平座」という名前で建てられた劇場で、台湾北部で最古の劇場であったと言われています。1954年に「昇平戯院」という名前に変わり、1960年に再建されたそうです。
当時金の採掘場でゴールドラッシュにわいたこのあたり一帯の、数少ない娯楽施設だったそうです。
その後ゴールドラッシュが終焉を迎え、この建物も1986年に閉館。そのままずっとほったらかしにされていたそうですが、2001年にこれを残しましょうという事が決まり、修復・補強工事を行い、2011年に現在のような観光施設としてオープンしました。
チケット売り場。
お菓子売り場も。
現在の劇場は小さいです。当時は1000人が収容できる施設だったそうです。
両脇に当時上映されていたフィルムのポスターがあります。また、スクリーンでは当時の様子や修復の様子などを流したりするそうです。
入場料は無料。大きな建物ではありませんが、ただこうして、イスに座って、当時を想像するだけでも楽しかったです。(外の人混みにまみれるより、こっちのほうが落ち着く・・・)
ちなみに、隣にある、現在は立派なレストランになっている「悲情城市-小上海茶飯館」が当時の劇場の従業員寮だったそうですよ。
営業時間や、もっと詳しい情報については新北市のサイトでどうぞ。
地球の歩き方編集室
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