前回訪問の記事を予約投稿した翌日、今年最後のイルトラムへ行ってきました。
12月のコース。今回もランチタイムに、5,000円のコースです。
おニューのお皿に心躍る12月のコース
まず、いつものように白ワインをシェフおまかせで。ちょっとオレンジ色に近い色のワインが出てきました。Praruar(プラルアール)というイタリア・シチリア産の自然派ワイン。凄く香りが良い。なんだかワインじゃないみたい(^^)
最初の料理はスープ。「とろろです~」と言って出てきたのは
●マッシュルームのズッパ 鶉 トリュフ
確かにちょっととろろっぽいですね。スープというよりソースのような食感。もったりとしています。中央の鶉の卵は半熟。その上にトリュフがかかっていてすごく香りが良いです。
続いて出てきたのは、毎回定番のブッラータチーズ。
●ブッラータ 金美人参 胡桃
金美人参って初めて聞く名前ですが、沖縄の島ニンジンを改良して作った黄色の人参だそうです。食べてみても全然人参ぽくなく、ほのかに甘い。
3品目は香りもごちそうの魚料理。包み紙に密閉されて登場。写真は開封した状態。顔への香りのアタックが凄かったです!
●平目 お野菜のすり流し 大黒シメジ ニョッキ。
途中で別添えのハーブやパクチーをたっぷりのせます。
前回もハーブ&パクチーがこんな感じで用意されていたんですが、あのときは恐々、ちょびっとずつ乗せていましたが、今回はどばっと。たっぷり乗せるとかえってもとの料理の香りが強く感じられます。美味しい(*´ω`*)
●チコリの1時間ロースト ゴルゴンゾーラ・ピカンテを添えて
思わず、皿全体を撮らずにはいられない、とっても好みなお皿(*´ω`*)
ゴルゴンゾーラチーズが保護色のようになってますね(笑) ベルギー産というチコリは相変わらず美味しい。このちょっと苦味があるのが堪らない。そして、ゴルゴンゾーラが合う!
パスタ1品目。
●聖護院蕪 柚子 サルシッチャ ラビオリ
ラビオリです。白いソースは聖護院蕪。ラビオリの中にはサルシッチャ。
続いて2品目はピチ。
●シシリアンルージュ ボッタルガ ピチ
ピチは小麦粉と水で作った太目の手打ちパスタのこと。シシリアンルージュという品種のトマトのソースで。爽やかな酸味で甘さは控えめ。最初はそれだけで少し食べ、後から、からすみとよく混ぜていただきました。からすみの風味がピッタリ。ピチももちもちとしていて美味しい。
さて、メインのおでましです。「おお~!で、これは何人前ですか?!」とお決まりの1人前のサイズ確認。4人分を期待する人多数の中、シェフの回答は6人分でした(^^) 皮目の焼け具合が、もう絶対美味しいに決まってますよね!
それにしても素敵なお皿・・・( ゚д゚)
お肉はいったん回収され、再び器に盛り付けられ出てきました。
●鴨胸肉 生胡椒 蜂蜜とバルサミコ
ハンガリーの鴨胸肉。芸術的な火入れです。肉の旨みが凄いです。ずっと噛んでいたいぐらい。ピンク色のものはバラの実、あと、カンボジアの胡椒をペースト状にしたもの。この胡椒が香りが強くてめちゃくちゃ美味しかったです。
この皮と身の間の脂が美味しい!
・・・とこんな感じで、今年最後のイルトラムディナーを頂いてきました。
お誘い頂いたおかげで、半年にわたり、毎月、イルトラムのコースを頂きましたが、イルトラムのコースは季節を感じられるもので、本当に素敵だなあと思いました。
それにしても12月はいつも以上に見た目にも華やかな料理でしたね!