伊東に行った時、温泉、ラーメン、ソフトクリームともう一つお目当てのものがありました。それは東海館という、1928年に開業して1997年まで約70年の間、実際に温泉旅館として使用されていた建物。現在は市の指定文化財になっていて、昼間は、中を見学することができるんです。見学のついでにお茶もしようという算段です(*’ω’*) 入口入ってすぐのところに受付があるので、そこで入館のチケットを買います。200円です。大きな荷物がある人は受付の脇に置かせてもらえます。(最新の営業時間や入館料はこちらで)
老舗温泉旅館の風格は表から見てもスゴイんですけど、伊東大川の向こう側から見てもご覧の通り(泊まってみたかった・・・)昭和の温泉街の歴史をその姿で語る建物です。とはいっても、東海館、開業時は庶民的な宿で、もっと建物もシンプルだったそうです。ここまで風格のある建物になったのは昭和24年頃からだそう。
場所はココ
JR伊東駅からは駅前のいちょう通りをまっすぐ行って、伊東大川手前の道を左に曲がります。
客室
1階から3階まで、間取りが様々なお部屋があって、それぞれに名前がついています。
1階はこぢんまりとした部屋が多い。2階は広めのお部屋でした。
どの部屋も窓から大川を望めます。
部屋ごとに大きく趣向が違うということはないんですけど、それぞれ、特に木を使った曲線美や書院障子のデザイン、調度品など、工夫が凝らされてます。
褪せた絵、そして弛んでるのがたまらない。。。
富士山ですね(*’ω’*)
これは魚の投網と杭の文様。
このふすまには当時の写真がプリントされてます。
中庭(?)も素敵
大広間
ふすまを全部あけると120畳になるという大広間。格子天井はすべて神代杉。
お風呂(休止)
伊東温泉をひいた大浴場は今だ現役だそうなんですけど、コロナ禍ということで、休止中。中をのぞくこともできませんでした。
望楼
3階の上を更に階段であがる屋根裏のような場所。伊東の街が見晴らせます。
喫茶室
このまま見学だけして外に出てしまうのはあまりに名残惜しい(笑) 泊まることはもうできないんですけど、ここで大川を眺めながら、お茶や食事をすることはできます。1階の喫茶室です。
喫茶室のようす
大広間ほどじゃないけれど、ここの広間もかなり広い。畳に直接座る席だけでなく、窓に面したイス席もあるので、足の悪い人でも利用しやすい。
イス席はもちろん、大川がのぞめます。
メニュー
注文は受付のところで済ませてから好きな席に座ります。飲み物と甘味だけかと思ったら、食事もできるみたいです。
クリームあんみつ(お茶つき)
大川を眺めながら、クリームあんみつ(660円)を食べました。先客がいなかったので、早く出てきました。フルーツはオール缶詰です。ボリュームもありすぎず、景色を眺めながらゆったりと食べるにはちょうどよい甘味でした。
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