夏が終わると旬の梨を買いに行く場所があります。市川市と松戸市の境目にある、国道464号線の梨直売所です。大町梨街道と呼ばれるエリアです。
商標登録されてる”市川のなし”
梨は千葉県の代表的な生産品で、生産量・収穫量・栽培面積全て全国1位で国内の和梨の10%強のシェアです。1位は白井市、2位が市川市。例の船橋市は4位。
市川での梨の生産は江戸時代に八幡地方で栽培されたのを始めに長い長い歴史があって、現在栽培されている品種はイロイロ。幸水、豊水といった定番から、あきづき、新高(にいたか)、かおりなどなど。平成19年に”市川の梨””市川のなし”は商標登録され、ちょっとしたブランド梨になってます。
その生産農家の多くが松戸市近くの大町にあって、その直売所が国道464号線の両サイドに立ち並んでいて、”大町梨街道”っていう素敵な名前がついてます。梨の標識も立ってます(笑) 国道にしては道幅が結構狭い。
梨の収穫時期の7月下旬から10月にかけて、この通りは賑やかになるそう。この日もごった返しとまではいかないけれど、多くの直売所はお客さんでにぎわってました。どのお店も営業は10時ぐらいから遅くても5時まで。多くのお店は宅急便での配送も行ってくれます。梨は重いですからね。
大町梨街道への行き方
電車での行き方
電車の最寄駅は北総鉄道の大町駅(徒歩10分)、松飛台駅(徒歩15分)、JR武蔵野線市川大野駅(徒歩25分)。市川大野駅からは下で書いているとおり、バスも出ています。
バスで
JR本八幡駅北口、JR武蔵野線市川大野駅からバスで梨街道まで行くことができます。
●本32(大町駅-本八幡駅)
●本33(市川営業所-本八幡駅)
本八幡・市川大野方面から乗ると、まず下大町バス停があります。これがちょうど、梨街道の真ん中です。更に大町方面へ進み、中大町、上大町とバス停があり、このあたりにも梨の直売所があります。
1時間に2~3本ほど。バスの本数が少ないので、市川大野駅からなら、行きはチャッチャと歩いて、帰りはバスが良さそう。ちなみに本八幡から歩くと徒歩1時間半です。初めて行った時、歩きました・・・。
車で
車がある人は圧倒的に車が便利です(免許持ってないのでそれ以上何も言えない・・・)
利用したことのあるお店の紹介
大百園
まずこちら。大百園です。梨街道へ行くと必ず立ち寄ります。
このときは店の入口には、だいたい3~5個入って500円~1,000円の袋入りが並んでいました。新高のワケあり半額というのが目を引きました。
収穫予想。この時はかおり、あきづき、新高がありました。
この日売っていた、3種を全部試食できました。おばあちゃんがせっせと目の前でどんどん切って入れていくので、切りたてでみずみずしい!かおりを買いに来たんですけど、甘みがイマイチ、というかあきづきと新高の甘味とみずみずしさが素晴らしく、あきづきを購入することにしました。
店の裏には梨畑を眺めながら、その場で梨を頂くことができるスペースがあります。
場所は下大町バス停のすぐそば。
こちらで購入した梨。あきづき4個入りが1,000円。おまけは新星2つでした。
大重園
店先の怪獣(ゴジラ?)が目印の大重園も行きます。
ここも、新高、あきづき、かおりが最盛。他に、豊水などもありました。豊水は安かったです。新高やあきづきの袋入り(3個)で500円と、大重園よりもリーズナブルな印象。かおり、あきづき、新高は試食できました。試食をすると同じ品種でも店によって味が違うので、試食は欠かせませんね。こちらでは梨狩りもやってます。
こちらにもその場で食べられるスペースがありました。食器や包丁も用意されています。
大重園は中大町バス停と下大町バス停のちょうど中間でどちらから行っても7~8分かかります。
こちらで買ったのは新高3個で500円。二十世紀を1つおまけでくれました。
どの梨も底なし沼のようにみずみずしくて甘く、いくらでも食べられそう。
(切り方がガタガタなのは気にしてはいけませんよ・・・(^_-)-☆)
市川産の梨食べ歩き
梨の時期になると、市川市内のあちこちのお店で市川産の梨を使ったスイーツなどが食べられれます。詳しくはこちらで。PDFもあります。
魂麺の梨ラーメンちょっと気になりますね・・・。魁ジェラートの梨シャーベットは定番で、私もよく食べます(*’ω’*)
更新履歴
2018/09/19 新規作成
2020/08/03 全体をリライト