先日、仙台へ行った時に、そのまま足を延ばして松島へ行きました。まだ温かかったけれど、あちこち紅葉していました。特に円通院はそれはそれは見事で・・・。松島海岸駅は仙台駅から仙石線で30分程なうえ、新幹線で仙台まで行くならそのまま松島まで行ってしまえば、乗車券を使って少し安くなります。
円通院は瑞巌寺のお隣にあって、仙台藩主二代忠宗の次男光宗の霊廟。伊達政宗の嫡孫で19歳で亡くなっています。
場所はココ
JR松島海岸駅からは歩いて8分ほど。瑞巌寺の山内なのでセットで行く人が多いと思います。
紅葉が美しい石庭
入園料は大人500円。夜はライトアップもしているけれど、今回は昼間の散策。御朱印は入口のところで頂きます。書きおきでした。
紅葉のスポットとしてはこの入口入ってすぐの庭園が一番の見どころ。門を通った途端この明るさ。
この入口入ってすぐのところにある庭は「天の庭」「地の庭」という構成で、「天の庭」のほうは松島湾に実在する七福神の島を表しています。白砂で松島湾を、コケで島を表しています。風流ですね。
白華峰西洋の庭
このお寺はバラ寺としても知られていて、園内にはバラの庭「白華峰西洋の庭」があります。ちょうどバラもポツポツ咲いていました。「三慧殿」の厨子に描かれているバラを題材にしたお庭だそうです。
ただ、実は、バラの数がかなり減ってしまったようです。
禅林瞑想の庭
杉がたくさん植わった杉林は鬱蒼としていて、ひんやり。マイナスイオンたっぷりでした。
本堂「大悲亭」
入口近くにある、この建物がお寺としての本堂。「大悲亭」と言って松島町の指定文化財になっています。もともと光宗の江戸における納涼亭だったのを解体してい築したもの。江戸ではこの後大火事や震災、空襲があって、建物の多くが消失しているため、この建物はとても貴重なものになっています。
この建物に本尊木造聖観音菩薩像が安置されています。臨済宗妙心寺派のお寺。ここで数珠づくり体験もできるそうです。
光宗の霊廟「三慧殿」
光宗の霊廟は奥にあります。見どころは奥の厨子。バラ、スイセン、スペード、ハート等西洋の模様が描かれていて西洋とのつながりがはっきりとわかるものでとても貴重なんだとか。
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