花蓮最大の観光スポットと言えば、太魯閣渓谷ですね。台湾でも有数の景勝地です。実際には花蓮からはちょっと離れていて、運転免許を持っていない私がここへ行こうとすると、1日数本しか出ていないバスか、オプショナルツアーしかありません。
観光地へのオプショナルツアーといえば、数時間で急いでまわり、5,000円くらい取られる、ただ疲弊しに行くだけのイメージで恐怖しかないんですけど、なんと台湾のツアー会社KKdayが太魯閣を含む太魯閣国家公園と清水断崖を8時間かけてめぐるオプショナルツアーを600元(日本円で2,183円~)でやっていたんです。これです↓
ただし、中国語のみという激高ハードルですけど。私ほとんど中国語話せません(;^ω^)
レビューを見ると、中国語のみでもなんとかなった、という声もあったので、色々対策を練って、申し込みました。←チャレンジャーだな・・・
申し込み後返ってきたのは日本語。そのあとは英語。旅行会社(東岸旅行社)は英語で、KKDayは日本語みたいです。
でもこれで、もしかしたら、現地に行ったら、英語か日本語で何とかなるんじゃん?と淡い期待を抱いて当日を迎えました。が、やっぱり全編中国語でした( ˘ω˘ )
今回たまたまかもしれないけれど、1/3は中国語が堪能な日本人でした。
でも私のようにまったく中国語がわからない日本人も一人いました。
ツアーの簡単な説明
当日はバスで指定された宿から近い、携帯電話会社前で待ち合わせ。20人ぐらいの参加者に対し、バス1台、運転手さん1人。細かい説明はあまりなく、運転手さんが次々と名所に参加者を連れていき、そこで各20分~1時間半の自由時間を与えて好き勝手に観光するという、のんびり自由行動したい私にはうってつけのツアーでした!例によってエアコンがガンガン効いてるので防寒着必須。ノースリーブの猛者たちの中で、モコモコのカーデ羽織ってました(笑)
参加に必要なアイテム
KKdayの会員登録
ツアー申込時にKKdayの会員登録が必要です。ツアーについての連絡等やりとりはこのアカウントのメッセージ経由でやりとりします。KKdayのアプリがあるので、それをインストールしてログインしておくと何かとラク。
紙とペン
中国語がわかるなら要らないです。一応ガイドさんも翻訳アプリを持ってるので、それでやりとり可能だけど、毎回アプリを立ち上げる時間もロスで申し訳ないので(笑) 待ち合わせ時間なら筆談でなんとかなります。
待ち合わせ場所は基本その場に戻ってくるんですけど、1か所だけ、道路を歩き切った先というのがあって、私はそこをちゃんと聞いてなかった(あとから思えば、運転手さんちゃんとジェスチャーしてた・・・)ので、迷惑をかけてしまいました・・・。
少しのお金
代金は事前決済だし、お金を使うところは、売店・屋台とお昼ごはんぐらいです。私はお昼ご飯を食べなかったし、水とパンを事前にコンビニで買って行ったので現地では1円も使ってません。ランチは高いのでも300元くらいでした。
8時間ツアーはこんな感じ!
待ち合わせ
前日にKKDayアカウントに送られてきた、待ち合わせ場所に時刻より少しだけ早く、バスが到着していました。基本はホテル前に送迎してくれるけれど、私の宿は細い通りにあったので、中山路の遠伝電信という携帯電話会社前が指定されました。宿から1分くらいです。
8時30分に待ち合わせで、この後、色々なところでお客さんをピックアップし、トイレ休憩の後、海岸線を通って最初の景勝地、清水断崖へ到着したのは11時20分頃です。
清水断崖
清水断崖は、蘇澳と花蓮を繋ぐ、蘇花公路にある、断崖絶壁が続く絶景が見られる場所。
ブルーが美しい!
台鐵のトンネル。ちょっとタイミングが合わず、列車が通る瞬間を収めることはできませんでした。
自由時間20分くらい。バスの停車した場所から清水断崖まで片道5分ちょいなので、凄くゆっくりできるというほどではなかったけれど、ゆっくり鑑賞しました。
太魯閣国家公園 太魯閣牌樓
清水断崖を鑑賞した後、いよいよ太魯閣国家公園です。
正直、ただの道路なんですけど、太魯閣国家公園の起点ということで、太魯閣牌樓が造られ、そこが撮影スポットになっていて人がたくさんいました。自由時間は特に決められておらず、撮影が終わり次第みんなバスに戻りました。
砂卡礑遊歩道
次は、110分という長い自由時間が設けられた砂卡礑遊歩道。
バスが止まる道路からは階段で降りたところから始まります。サクサク歩けば、遊歩道の終点まで行って帰ってきて十分の自由時間。でも最後まで歩いて、何か凄く変化があったかというと、売店があったぐらいなので、2/3くらいまで歩いて引き返しても良いと思います。
岩の真下を通る場所等もあり、ちょっとスリルがあります。こうやって間近で見て触れると、この岩が大理石だというのがわかります。
砂卡礑遊歩道から見る砂卡礑橋
濃いグリーンの中に見える、エメラルドグリーン。このコントラストが美しい。
オオタニワタリ等熱帯植物も群生しています。とにかくワサワサ、もじゃもじゃしててどれがどれだか区別がつきずらい。
これが終点の売店です。乗り物酔い対策のため、ここでは何も手をつけず(笑)
燕子口遊歩道
この後、一応、燕子口遊歩道にも、来たんですけど落石の危険があって、ヘルメット着用必須ということで、遠くから眺めながらこのあたりを鑑賞。
ランチ休憩
この後、昼食休憩で、お店に連れていかれたんですけど(どれもがっつりランチセット)、私は乗り物酔いの不安があるため、そこでは取らず、台湾版ランチパックみたいなのをコンビニで買って行ったのでそれをベンチで食べてました(ピーナッツ味)。他にも昼食を取らない人いました。
九曲洞
次は太魯閣国家公園で最も美しいと言われる、九曲洞。自由時間は40分。遊歩道は700mほどなので、ゆっくりとみても時間が足ります。
落石が多く、危険な場所で、洞窟やトンネル部分が多いです。
トンネルがない部分も上にはネットがはられてました。
岩肌の質感が独特。縦に入ってるのは断層。2018年の花蓮地震でも落石がひどく、このあたりもしばらく立ち入り禁止だったそう。
鹿がいました。
長春祠
太魯閣国家公園最後は、ここ。長春祠です。自由時間20分。今では台湾の移動に欠かせない中部横貫公路の建設中に亡くなった225名を祀る慰霊碑。
右下の建物が長春祠。二度の落石を受けて、一度は全壊してしまい、1997年に再建。御霊を祀るのも一苦労な場所ですね(;^ω^)
長春祠の下を流れる滝は長春滝と呼ばれるそう。
一番上にある赤い建物が、禪光寺。長春祠の後ろからこの禪光寺へ向かっていく階段・歩道があって、禪光寺まで行くことができます。ちょっと行きたかったけど、さすがに20分じゃ無理ですね( ˘ω˘ )
七星澤
これで終わりかと思ったら、最後にもう一つ残っていました。七星澤ビーチです。
美しいブルーのビーチが望めるこれまた台湾東部の名所!・・・・・・( ゚д゚)
どーんより(笑) この後ザーザー降りになったし、いやもう、寄らなくてよかったんじゃないかと・・・。でもこんな天気でもまあまあ人がいました。
花蓮市街へ戻る
この後は花蓮市街へ戻り、順次参加者をホテル等におろしていきました。
東大門夜市や花蓮駅で降りたい人もいて、そのあたりで降ろしてもらっていました。宿へ着いたのは18時頃でした。
太魯閣を満喫する満足ツアーでした
自由時間がほんとに自由で、こんなに長く好き勝手に過ごしていいものなのか、と少し驚いたくらいです。ツアーとは思えないくらい、自分のペースで太魯閣の自然美を満喫しました。
自由度の高いツアーに安く参加したい人にはこのツアー、ほんとオススメです。
太魯閣にはホテルもあって、花蓮駅や花蓮空港に有料シャトルバスを走らせているので、ツアー以外に、宿泊してもよさそう。
乗り物酔いの秘策
上でも散々書いた通り、私は乗り物酔いが酷いです。どのぐらい酷いかというと、このツアー、バスが走り出した10分後には気持ち悪くなりました(笑) 私は昔酔い止めの薬で気を失う&呼吸困難になったため、以来、酔い止めを飲まなくなりました。私が乗り物酔いを防ぐ一番効果的な策は、イヤホンで軽快なドラム音のあるアップテンポの音楽をある程度の音量で絶え間なく聴き続けるということで、これをやると大抵何とかなります。
ただし、これは一人だったら簡単にできるんですけど、友人と旅行したり、ガイドのいるツアーに参加してるとなかなか難しい・・・それがツアーにあまり参加しない理由の一つであったり、基本旅行が一人旅になってしまった最大の理由です。
なので、一人で旅行してる人にはちょっと試してみて欲しいです。
更新履歴
2020/11/23 新規作成
2020/02/10 全体をリライト
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