阿江炒鱔魚(台南):生タウナギが怪しく光るディープなお店でタウナギ意麺

台南

意麺は台南料理のひとつで有名で、台南でぜひ食べてみたいと思っていた料理の一つなのですが、ただの意麺ではなく、タウナギの乗った意麺という物があると知り、しかもこちら阿江炒鱔魚のそのお店のたたずまいが怪しくて(笑)気になってしょうがなくなったので行ってきました。

場所はココ

レトロな神農街の近くです。神農街に行く前に寄りました。

お店のようす

凄く並んでいたけれど、ほとんどがテイクアウトのお客さんで、イートインは空き席がいくつかあり、すぐに座れました。座席は屋外です。屋根があるので雨でも平気。まず目を見張るのがそのノスタルジックというかエキゾチックというかちょっとあやしい店構え。

そしてざるに盛られた赤いタウナギ!これがタウナギです!!この赤光りしたタウナギがよけいこのお店をあやしくしているのです(笑)

私が日本人だとわかると「コッチキテ!」とお店の中の壁に貼ってある、日本の雑誌に載ったらしい切抜きまで連れてこられます。
その写真を指差して、「(これ)スープある!(こっち)スープない!どっち?」と聞かれます。

というわけで、意麺メニューはとてもシンプルな2種類。それと、鱔魚米粉という、意麺ではなく、米粉を使ったバージョンもあります。

タウナギとは?

そもそもタウナギって何!?っていう感じですよね(*’ω’*)
タウナギは”ウナギ”とつくだけあって、ウナギに似た見た目です。色は全く違うけれど。でもウナギとは全然違う魚なんです。

タウナギ(田鰻)とは・・・

タウナギ目の淡水魚。全長30センチメートル 内外までは雌で、50センチメートル 内外になると雄に性転換し、80センチメートルに達する。体形はウナギに似るが頭が大きく尾は細くとがる。鱗が全くなく、ひれは未発達。鰓えらのほか、皮膚や食道の組織で空気呼吸をする。中国では食用。東南アジア・中国・朝鮮に分布。日本でも関東以南の水田や川に局所的にすむ。カワヘビ。(コトバンク・デジタル大辞泉

美味しかったものを紹介するよ

鱔魚意麵

スープありの、アツアツのほうを選択。代金は料理が来たときに交換のような感じで支払います。これがそのタウナギ意麺(鱔魚意麵)です。90元です。器は小さく一人でも一食とするには、物足りない量だけれど、二人できてこれだけをシェアしている人が多かったです。きっとあちこち食べ歩くんだろうなあ。

アツアツのとろみのあるスープのしたに意麺。甘いと聞いていたし、確かに甘いんだけど、くどさはなく、スパイスの効いたスープでとてもおいしい。かなりとろみのあるあんかけのようなスープだけど、これ、タウナギから出るとろみなのかな?ちぢれた意麺にしっかり絡みます。

タウナギも想像していたような臭みは一切なく、おいしかったです。あっさりとした白身のようなお魚。火を通すと色が変わるんですね。黒いです。

店構えがレトロすぎるのと、生のタウナギが赤光りしているせいで怪しいお店に見えますが、大通りに面した活気のある人気の意麺屋さんです。お店の人も親切(*’ω’*)

スープがない方は焼きそばのように炒めたもので乾炒鱔魚意麵といいます。こちらは120元。

お店について

更新履歴

2017/08/15 新規作成
2020/02/22 全体をリライト

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