イカ好きの私は、バルセロナに来たら、カタルーニャ料理の”アロス・ネグロ”を絶対食べようと思ってました。いくつか候補のお店の中で、ちょうどバルセロネータのセッテ・ポルタス(7 PORTES)が場所的に良いなと思って、ここに行くことに決めました。
外から見てもなかなか重厚な店構えは1836年創業で、あのピカソやダリも訪れたことのある名店。当時はカフェだったそうな。セッテポルタスというのは、7つの扉という意味で、実際扉は7つあるそうです。
13時開店で25時まで通し営業なのが、不規則になりがちな旅行期間中の食事にありがたい!平日のランチタイムに行ったところ、予約無しで入れました。でもやっぱり混んでましたね。予約したほうが無難かも。下のGoogle Mapから予約ができます。
場所はココ
場所は地下鉄バルセロネータ(Barceloneta)駅から歩いてすぐ。
店内のようす
黒と白を貴重としたシックでカッコイイ雰囲気のお店。席数も多いです。
壁には著名人のサインが飾られ、更に席にはそれぞれ、音楽家などの名前がつけられています。私が通された席はテテ・モントリューという盲目ジャズピアニストの名前がついていました。
外にはテラス席もたくさんあります。スペインではカウンター席<店内<テラス席と値段が違いますけど、テラス席はとっても人気です。
日本語メニュー
日本のガイドブックにも大体掲載されているお店だけあって、日本語メニューもあります。その他英語、中国語、韓国語などもありました。これに付加価値税(10%)がかかります。
●前菜(冷製)
●カネロネ・前菜(温製)
●米・麺料理・魚介
●肉料理・付け合わせ
食後にはデザートと飲み物のメニューも出てきます。これはスペイン語・カタルーニャ語・英語のみです。
食べたものを紹介するよ
料理にはパン(2.4€)がもれなくついてきます。
あとグラスカヴァ(3.5€)があったのでこれを注文。結構な量です。ミネラルウォーター(2.8€)も一緒に。
アロス・ネグロ
こちらのお店に行った理由は、パエリアが1人前から注文することができるから。
パエリアといえば、大きな魚介が飾られた赤黄色いものを想像するけれど、イカ墨を炊き込んだ”アロス・ネグロ”というパエリアもあります。カタルーニャ料理です。これがそのアロス・ネグロ(arros negre, 19€)。鍋で焼いた1人前を持ってきてくれ、1杯目はこんな感じでよそってくれました。
イカ墨で真っ黒のお米はしっかりアルデンテでコクがあります。具材はほかにあさりといかの身。シンプルだけど凄く美味しい。
鍋に入った写真がきれいに撮れなかったので載せなかったけれど、1人前とは思えないボリュームでした。このエルチェで頂いた魚介のパエリアの1.5倍ぐらいです。
蒸し野菜 バージンオリーブオイルとロメスコソースを添えて
今まで、これは注文しちゃダメ!なんてこと言ったことあるかな? 1回ぐらいあるかもしれない(笑) それぐらいレアです。
蒸し野菜 バージンオリーブオイルとロメスコソースを添えて(Verdures al vapor, 12.2€)。
今になって思うとなんで、魅力的な料理が並ぶメニューからこれをチョイスしたのかいまだにわからないけど、たぶん、野菜を摂らなきゃと思ったんでしょうね・・・(^^;)
これ自体はほんとにただの蒸し野菜です。基本蒸してるだけ。しかも結構なボリュームです。そして、なんか、どれも土臭いんですよ。ナチュラルと言えば聞こえはいいか。
ロメスコソースは野菜に使われるトマトベースのソースで、カタルーニャの伝統的なもの。優しい味わい。なので、野菜の土臭さに完全に負けます。
バルセロナで食べたもの、みんな美味しかったんです。これ以外は(笑)他に美味しそうな料理あるので、ぜひぜひ、他のものを食べてください。
カフェ・コンレチェ
食後はコーヒーを。カフェコンレチェ(2.7€)
まろやかで飲みやすいコーヒーでした。デザートはやっぱりここでも入りませんでした(;^ω^)
食べすぎた食後はバルセロネータビーチを散策しました。