【2024年まで休館】旧開智学校(松本):日本最古の小学校。国宝指定ほやほやの建物を見学してきました

松本

松本に行ったら、ハズせない観光名所といったら、2つの国宝。松本城と旧開智学校ですね。今回、観光目的ではなかったんですけどせっかくの初松本なので、両方とも行ってきました。まずは旧開智学校です。明治9年に建てられた木造2階建ての擬洋風建築。日本最古の小学校ということで、令和元年9月30日に国宝に指定されたばかり。

開館時間は9時~17時(入館は30分前まで)。第3月曜定休(12月~2月までは毎週月曜定休)で該当日が祝日の場合はその翌日でお休みです。
敷地に入るところから入場料がかかります。(上の写真は敷地内から)

なので、入場料(400円)を払いたくないという人は門の外から・・・。

現在休館中です(~2024年)

旧開智学校は耐震工事のため、2021年6月から休館しています。完成時期は2024年(令和6年)の秋ごろということです。

・敷地内にある藤棚の下の休憩スペースは開放している。
・フェンス越しに正面から外観を見ることはまだできる。
・ただし、2021年12月~ 建物の両サイドに足場がかかる。
・隣にある旧司祭館(水色の建物)で旧開智学校に関する展示や売店がある。

旧開智学校HPより(2021.11.27確認)

場所はココ

隣には現在の開智学校である、松本市立開智小学校ができてます。上の門の外からの写真はこの開智小学校との間から撮ったものです。

擬洋風建築

歴史に興味がなくてもこの素敵な建築物に心奪われる人は多いのではないでしょうか・・・。青空に映える真っ白な建物。この校舎の建築費は11,000円で、そのうちの70%は地元の人が出資したそう。

一見、左右対称建築に見えるこの建物だけど、実は非対称。向かって左の方が長く、右のほうが短い。窓の数も左が6列なのに対し、右は5列。これもこの建物が”擬”洋風と呼ばれる理由のひとつ。洋風建築は左右対称が多いので。そして、校名のところに2体の天使、でもその下には唐破風や龍の彫刻、瓦の屋根と、和洋織り交ぜたデザインになってます。

建物内は教育資料館

現在は教育資料館として、開智学校の歴史をかたる建物になっています。接触を防ぐため、入口と出口が分かれてました。

建物内の教室ひとつひとつがテーマを決めた展示ブースになってます。冬なので、廊下からしんしんと冷えてきます。80デニールと、私にしては厚手のタイツを履いて行ったんですけど、それでもキンキンに冷えました。冬場は120デニールタイツ推奨です(笑)

当時の教室を再現した部屋。黒板があってピアノがあって・・・今とあんまり変わらないのかな?

外観の擬洋風建築についても説明がありました。この天使や龍の彫刻が昭和38年になくなったことも説明がありました。なので、この現在の建物はそれ以前の旧開智学校を再現したものということになりますね。

時期柄、幾度となく訪れた伝染病に開智学校がどうやって乗り切ってきたか、という展示もありました。あと、当時の教材が並べられていてこれも興味深い。

龍の彫刻のある扉(桟唐戸)も重厚。

講堂は寺子屋で使われていた机や校旗が展示されてました。ステンドグラスや照明がおしゃれ。単に建物に興味を持って行っただけだったんですけど、見どころ満載でした。「愛・正・剛」は校訓。親愛・公正・剛毅という意味です。

時勢柄、休館日や開館時間が変わる可能性があるので、行かれる方は事前に公式HPを確認したほうが無難です。

更新履歴

2021/03/07 新規作成
2021/04/04 全体をリライト

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