目的地に向かって梅田を歩いていたところ、ふと、何か気配を感じて、1本、2本道を入ってうろうろしていたら、露天神社という神社を見つけました。ビルの中にあるこの木の気配って、独特ですよね。あ、「気」かな? ここの御朱印帳がとても素敵でした。
「ろてんじんじゃ」ではなく、「つゆのてんじんじゃ」と読むんですね。知らないと絶対間違えますね。とはいえ、「つゆのてん」では変換しても出てこないので「ろてん」と打ってますが(^^;)
場所はココ
”キタ”と呼ばれるエリアにあります。最寄駅は地下がラビリンスの梅田駅と大阪駅。梅田駅から行く場合、慣れない人は目的地最寄りの出口に出ようとするよりも、いったん近い出口から出てしまった方が、地上のほうがわかりやすいです。
露天神社の御祭神・歴史など
大己貴大神、少彦名大神、天照皇大神、豊受姫大神、菅原道真の五柱の神を祀っているため、学業成就や恋愛祈願などなど多岐にわたってご利益がある神社で、1200年の歴史を持ち、昔はもっと広かったらしいのですが、太平洋戦争と、社殿の復建のため、敷地を売ったり・・・ということで現在はとても狭くなっていて、ビルに挟まれている状態です。
ここは、遊女お初と醤油商平野屋の徳兵衛が情死した場所で、そのことをもとに近松門左衛門が書いた人形浄瑠璃「曽根崎心中」が有名で、今も人気。それゆえこの神社も「お初天神」と呼ばれ親しまれているそうで、この日も参拝客がたくさんいました。旧社格は郷社。毎月第1金曜日には骨董市が開かれます。
お初と徳兵衛の刺繍が施された御朱印帳
この規模の神社なので、正直、御朱印が貰えると、最初は思わなかったのですが、なんと、最初にも言ったように、オリジナルの御朱印帳があるのです!これです!この御朱印帳は、深い青地に金の刺繍で描かれた上品なデザインが特長で、特に背表紙に刻まれたお初と徳兵衛の姿が目を引きます。御朱印をいただかない人でもこれは惹かれるデザインだと思います。1,700円。社務所で販売しています。
家に、たんまり御朱印帳があるので、この日は自重しましたが、ほかにもお初の顔の絵馬や授与品が充実していて、見ているだけでも楽しかったです。次回はきっとこの御朱印帳を入手できるはず!それまでにもう一度、曽根崎心中をおさらいしておきます!
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