やまだや(築地):優しい時間と優しい和のコース。土鍋ごはんもかわらず美味しい

東京

数年ぶりに築地のやまだやさんに伺いました(*’ω’*)
しばらく休業していたんですが、その後、コース料理のみの営業で再開しました。
以前と変わらぬ佇まい。

体調を崩されてからの再開で、無理のない営業を、ということで、以前より、席数が少なくて、その席も満席にはしないそうです。なので、事前に予約必須な状態です。この日もカウンター・テーブル合わせて、7割ぐらいの埋め具合でした。

場所はココ

築地駅から向かうには、晴海通りを勝鬨橋に向かって直進し、橋の手前で左に曲がってずんずん進むと、左側に見えてきます。駅からは少し離れているけれど、わかりやすい立地だと思います。

飲み物メニュー

現在の飲み物メニュー。日本酒や焼酎はこれ以外にも用意があるようで、レジのそばに色々瓶が見えました。

黒ラベルの生(580円)はキンキン過ぎず、いい具合に冷えていて、泡も滑らか。

メニューにあった上原酒造の不老泉も、3種類あるようで、まずテイスティング。
一番左はラベルがはがれてしまった純米大吟醸の無濾過生原酒。この中から好みのものを、ということで。

純米吟醸の火入酒”亀の尾”(1,200円)にしました。おちょこを選ばせてくれるサービスも以前と変わらず。藍色のコースターに合わせてシブめのおちょこにしました。

コース料理

上でも書きましたけど、現在はコース料理のみで、アラカルトはないそうです。
席に座って飲み物を飲んでいると、ほどなくして、コース料理が順番に運ばれてきました。

まず、先附。華やかな盛りつけで登場した4品。

左のグラスに入ったサラダはよく混ぜて。じゅんさいがかかってとろとろしていて、清涼感もあって美味しかったです。蒸し暑い季節に合わせてか、どれもさっぱりとした味付けでした。

つみれ。だし汁が凄く上品。つみれも口の中でほろっと崩れます。

お造りは3種類。真ん中の鰹は4切れに見えますが2切れです。真ん中に切り込みが入っていて、そこに薬味を挟めるようになってました。凄い心配りでびっくりしました(*’ω’*)
ムツ、鰹、ヒラメとどれも美味しかったですが、一番はヒラメかな?

魚料理はアオソイ。嫌みのないとろーりとしたあんかけがかかっています。
ここまで、1人前ずつ出てきたけど、これと、次に出てくる肉料理は2人前ずつ盛られています。

というわけで肉料理。伊予水軍鶏です。野菜と一緒に煮たもの。今回出てきた料理全てがだしを生かした優しい味付けで、ザ・和食という感じですねぇ。

さて、やまだやさんといえば、毎回楽しみだった”アレ”。
コース料理のみになった現在も、シメに出てきます。
季節の土鍋ごはん!この日は鮎ごはんでした。1人1尾という贅沢さ。緑色のソースは蓼ソースかな?現在もこうやって、土鍋を持ってきてくれるの凄く嬉しいですね。まずこの香りがごちそう(*’ω’*)

最初は1人1杯ずつ、お茶碗に盛り付けて、お新香と一緒に運んでくれました。(お吸い物もつきます)
右にあるのは鮎のリエット。食後のデザートか、料理一品を選べるんですが、この料理が鮎のリエットという事を聞いたので、鮎のリエットにしてもらいました。

鮎のリエット。鮎の旨みが凝縮されていて、土鍋ごはんの上に乗せて食べても美味しいし、もちろん、そのままでも。もったいないからチビチビ食べてたんだけど、一口でいったらきっと口福の極みだったことでしょう・・・(*´ω`*)

鮎ごはん。1杯目はそのまま食べました。鮎の香りとワタも入った旨みが口のなかいっぱいに広がり、幸せの一言です。

土鍋ごはん、一人2杯分強の量があったので、もちろん、おかわりを。
2杯目はおだしをかけてお茶漬け風に。だし汁自体が美味しく、でもやっぱり優しい風味なので、鮎の風味は一切損なわず、やっぱり幸せの一言です。

料理もさることながら、お店の人たちの醸す穏やかな雰囲気も手伝って、とても幸せな気持ちでお店を後にしました!

お店について

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