カテドラル(ジローナ):ロマネスクの至宝”天地創造のタペストリー”は必見

スペイン
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旧市街と新市街を結ぶ、オニャール川にかかった橋からもよく見える、ジローナの大きなカテドラル、ジローナ大聖堂。左は新市街、右は旧市街。カテドラルは旧市街側にあります。

近くまで来るとその迫力は凄いです。大きなゴシック様式の大聖堂は、外から見るだけでも壮観だけど、この中も素晴らしいのです。入場料も7€と、バルセロナの観光施設に比べたらかなり安い(*’ω’*) 中には宝物館があって、その中にある”天地創造タペストリー(Tapis de la Creacio)”というのが必見なのです。これを見るためだけにジローナに来る人もいるとか。

中への入口。

入館時間は月によって3パターンに分かれます。スペインの観光施設は冬は人が少なくていいけど、閉まるのも早い。

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場所はココ

ジローナ駅からカテドラルまでは歩いて20分。もっとも、まっすぐカテドラルにはいかず、オニャール川の景色を眺める人が多いと思いますけど。ちなみに私はオニャール川からは地図をほとんど見てません。オニャール川から見えたカテドラルの方角へ歩いて行きました。途中見えるカテドラルの姿を頼りに。ちょっと道を間違えて遠回りになってしまったけど、辿りつけました。

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大聖堂のファザード

カテドラルのファザードは、バロック時代に造られたものです。上で、このカテドラルはゴシック建築であると書いたけれど、このカテドラル、凄く長い期間かけて造られているので、中と外の様式が違います。ファザードはバロック様式。

階段上からの景色

大聖堂は少し高台にあることもあり、90段ある階段の上から見る景色も良いです。ジローナは高い建物がないので。見晴らしがよくて、すがすがしい。

中央より少し右に見える塔はバジリカ・デ・サン・フェリウ(Basilica de Sant Feliu)といって、これもゴシック建築。

カテドラルの前の広場には子供向けのバスみたいなのが止まっていてこれが可愛かったです。

大聖堂の中

これだけの高さのジローナ大聖堂。中は空洞のような感じで、天井がむちゃくちゃ高い。ひんやりとして暗い。

あちこちのステンドグラスから差し込む光。

聖堂を囲む回廊と中庭

聖堂の外側にはそれを囲むように回廊があり、そのフォルムがまた美しい。

中庭。

回廊に階段があって、なんだろうな?と思ってみたら小さな展示室でした。

人がいないせいか、ちょっと不気味(;^ω^)

天地創造のタペストリー

聖堂の中を見学した後は、天地創造のタペストリーが保存された宝物館へ。宝物館はジローナ大聖堂の中にあるので、チケットを確認されることもなく、自由に出入りできます。大きな宝物館ではありません。

タペストリーは宝物館の一番奥の部屋にあります。見学客がいない時間は暗いので見学できないのかと恐る恐る入ったら、灯りがつきました。厳重に管理されています。

縦3.65×横7.7 mの天地創造のタペストリーは旧約聖書の天地創造の場面を刺繍で表現したもの。1100年頃に作られたものです。下のほうが切れしまっているけれど、1000年近く前に施された刺繍が、こんなに綺麗な保存状態で残っていることに驚きです。中央はイエス、その周りに天地創造の場面が描かれています。

それぞれの絵についての説明は脇のモニターで受けることができます。一定時間で順番に画像が変わります。自分のペースで見れないのが歯がゆいけど、凄くわかりやすかったです。(おさわり禁止)

小さいけれど、ミュージアムショップもあって、天地創造のタペストリーのデザインの表紙のノート等が売っていました。フィゲラスに行く人って結構いると思うんですけど、ジローナは近いので、フィゲラスのついでにぜひジローナにも立ち寄ることをオススメします(*´ω`*)

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更新履歴

2018/09/30 新規作成
2021/06/22 全体をリライト

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