バルセロナ:1992年開催「バルセロナオリンピックスタジアム」は今も現存!見学OK!

スペイン

バルセロナといえばバルセロナオリンピックだし、モンジュイックと言えばバルセロナオリンピックのメイン会場。というわけで、もちろん、バルセロナオリンピックスタジアム(Estadi Olímpic Lluís Companys) にも立ち寄りました。というか、これがモンジュイックの丘まで来た目的なのでね。

場所

一応、場所的にはここもモンジュイックの丘なんですけど、麓に近いので、モンジュイック城のほうまで行くんでなければ、スペイン広場から歩くか、バス(150番)で行ったほうが良いです。ケーブルカーは丘の上近くまで行ってしまうので。

モンジュイック城(バルセロナ):地中海をのぞむ丘の上に聳える星形要塞へ
1992年バルセロナオリンピックの舞台になった標高184m強のモンジュイックの丘。その丘の頂上に聳えるモンジュイック城(ムンジュイック城)に行ってきました。それ自体がひとつの人気観光施設であるとともに、バルセロナ市街が一望できる見晴らしスポ

こぢんまりとした見た目以上の重み

1929年に万博のために造られた施設で、バルセロナオリンピックのために大きなスタジアムに改装されました。
オリンピックのあとは、RCDエスパニョールのホームスタジアムだった時期もあるそうです。スタジアムは現在コンスタントには使用されておらず、入場無料で見学できます。10時~20時(10~3月は18時まで)

本当はその前、1936年に(同年開催のナチス政権下によるベルリンオリンピックに対抗するもの)人民オリンピックをここで開催するはずだったんですけど、開会の数時間前にスペインは内戦になってしまったんですよ・・・。60年経ってるわけだし、新しい建物を建設することもできたと思うんですけど、あえてここでの開催にこだわったそうです。

収容人数5万6000人のスタジアムは、思ったより小さいなあ、という印象。
ちなみに現在、座席の方へは降りられません。保存状態は良好で、芝生も綺麗。

壊れているイスはあれど、今もちゃんと使えそうです。最近だと、2001年に大きな大会の会場に使われたそうです。

時計台のそばにあるのが、聖火台。

チケット売り場。

このスタジアムで開会式が行われたときの様子。バルセロナオリンピック開催までの経緯を考えるとこの開会式は相当盛り上がったんだろうなぁ、と思います。あれ?これかな?坂本龍一が作曲した曲が使われたマスゲームは・・・。

トラック競技。

規模は大きくありませんが、こうしてみると立派なスタジアム。ここから見ると室内スタジアムにも見えますね。実際は野ざらしですけど。このあたりは広い公園になっていて、のんびりと散歩したりたむろしてるグループがたくさんいました。

スタジアムのMAP。

ここも高台なんですけど、モンジュイック城の時に比べて、街が近い。このぐらいの高さが、街の臨場感を感じられて好きです。

ひときわ目を引くこのオブジェ。モンジュイックタワーという名前。バレンシア出身の構造家&建築家であるサンティアゴ・カラトラバによる作品です。

スタジアムの中には、お土産屋さんやカフェがあります。ちなみに、オリンピックグッズ等は売ってません。普通のバルセロナみやげです。

4travelとかを見ると、圧倒的に”ただのスタジアム”とか”何もない”,”無料だからこんなものかな”という感想が多いですが、私にとっては、バルセロナで、行って良かった観光地No.2です。(No.1はもちろんサグラダファミリアです)

スタジアムの近くにはオリンピック・スポーツ博物館(Museu Olimpic de l’esport)があります。バルセロナオリンピックに関するものを含め、色々なスポーツに関する展示がある(ロナウジーニョの靴とか・・・)ということでしたが、休館日でした(;^ω^)

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