名古屋市市政資料館:実際に使われていた裁判所を見学。独房にも入れる()

愛知

名古屋城の近くにある、名古屋市市政資料館。この建物はドラマのロケ等にたびたび使われる、ネオバロック様式の建築で外から見ても、中を見ても素敵なんです。朱色はレンガ、そして白い部分は花崗岩で造られています。

この美しさだけでも来る価値大の建物なんですけど、名古屋市市政資料館という名前の通り、名古屋にかかわる公文書や資料を展示しています。そして、この建物の前身は、旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎。大正11年に建設されてから昭和54年まで使われていました。現在は国の重要文化財に指定されています。

というわけで、中には資料はもちろん、裁判所として使われていた部屋を見ることができます。地下には留置場もあります。で、この建物、入館無料なんですよ。

場所はココ

最寄は名古屋城駅。
※2023年1月4日に改称しています。旧駅名は市役所駅です。

敷地内は公園のよう

実は、休館日に間違えて行ってしまったことがあるんですけれど、建物の中にこそ入れないものの、敷地内は散策できました。ベンチもあって、公園のようにのんびりと過ごすことができます。昼食を食べているサラリーマンにも出くわしました。

中央階段室のステンドグラス

この建物の見どころは、やっぱり入口入ってすぐ目に入る、目の前の中央階段。

ステンドグラスや照明など、当時のものを復元してあります。凄く美しいです! 結婚式や撮影に利用できるそうで、逆に結婚式等のイベントがある時は、館内の利用ができないそうなので、行かれる方は事前にチェックしていかれることをオススメします!私が行った時は、ちょうどドレスで撮影をしているカップルがいました。

階段正面のステンドグラスは罪と罰が釣り合うことを意味する天秤をモチーフとしていて、裁判所ならでは。

基本的にすべて撮影OKです。

会議室

中央階段と並んで豪華なのが、この会議室。

明治憲法下の裁判の再現

裁判を再現したお部屋というのが2つありました。1つはこちら。明治憲法下での裁判を再現したもの。マネキンによってリアルに再現されています。傍聴席があって、座って眺めることができました。

現行憲法下の再現

そしてもうひとつが現在の憲法下での裁判、判事単独制裁判の再現。人数が減って簡素になってます。

被告がジーパンなのも、現代って感じがして、リアリティありますね。

途中、中庭も見えたりして。

留置場

登り階段は絢爛豪華だったあの中央階段。下へ降りる階段は簡素な造り。ここを降りると留置場があります。照明が明るいけれど、当時はもっとほの暗くてボロボロだったんでしょうね(;^ω^)

独房

名古屋の歴史

こういった元裁判所としての展示以外にも名古屋の歴史を知ることができる展示物がたくさんあります。

約40年前のJR名古屋駅前・・・。

愛・地球博の大地の塔も展示されてました。

正直、これを無料なんて、太っ腹すぎる、名古屋市さん・・・。

喫茶室で休憩

実際に法廷として使われていた部屋の一室が喫茶室として営業しています。展示物を一通り見て回ったらこちらで休憩。飲み物は300円台からあってリーズナブル。入館が無料なので、喫茶目的だけでここにきても良さそう。このあたりは他にカフェもないですし。

ホームページ・SNS等

ホームページ (名古屋市)

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