台北に行ったことがなく、いつか訪れたいと思っていた頃に、「台北に行ったら、絶対に訪れたい!」と思っていた場所のひとつが、「忠烈祠」です。
中心地からは少し離れていて、駅からも離れていますが、こちらの衛兵交代式にとても興味がありました。
実際行ってみて、やっぱりすごいな!と思いました。
最寄り駅は大直駅、圓山駅、になりますが、どの駅からも本当に離れていますので、タクシーに乗る人が多いと思います。
近くに「忠烈祠(Martyr’s Shrine)」バス停があり、たくさんのバスが通るので、バスで行くのがおすすめです。
台北駅からであれば247番、287番のバスが出ていて、1本で行くことができます。
「忠烈祠」というのは、わかりやすくいうと、日本でいう靖国神社、護国神社のようなところです。
こちらには33万人の英霊が眠っています。
悪天候により、人気の少ない参道は厳かな雰囲気。
こちらが本堂。
パビリオン
入場は無料。
この建物や、展示物自体、見どころであるとは思うのですが、多くの人のお目当てはやはり交代式。
交代式が近づくと、次から次へと大型観光バスがやってきます。
そして5分前になると急に門のところに人が集まりだしました。
まったく知らない方は、そもそも交代式とは何?何が交代するの?と思いますよね?
この方たちです。門で微動だにせず立ち続ける衛兵。
本堂のところにもいます。ちなみに、この白い制服は海軍の夏服です。
海軍・・・冬は黒、夏は白
陸軍・・・緑
空軍・・・青
です。半年に1回変わります。
この衛兵はずっとこうして微動だにせず、この場を1時間守り続けます。
そして、次の衛兵に役目をを交代するための儀式が、交代式です。
この交代式は約20分間行われます。
その時間が来ると、静かに、そして軍靴の音だけ響かせながら、次の番をする衛兵たちが行進をして現れます。出てくる瞬間を見そびれたのですが、たぶんあの黒いドアから出てきました(^^;)
みんな後ろからついていきます。
衛兵たちがまず向かうのは本堂。本堂の衛兵交代が先です。
そして、ついに、1時間微動だにしなかった二人が檀上から降ります!ああ、本当に人形じゃなくて、人間だったんだ!と思う瞬間です。そのぐらい、彼らは動きません。
(正確には交代式が20分近くあるので、実際は40分ぐらいなんですが)
そして全員で英霊に敬礼。
その後、次の2人が檀上へ上がり、残りの衛兵は門へ戻ります。黒い服を着た人はお世話係。服を整えたり、汗を拭ったり・・・。時には近づきすぎる観光客を注意。注意とは言っても、あまり声は出さずジェスチャーです。やはり厳かな場所だからでしょう。
交代式は9時から1時間おきに行われます。最後の交代式は16時40分。
このほか、衛兵は国父記念館や中正紀念堂にもいて、同じように交代式があります。しかし、衛兵の交代式というとやはり、ここ忠烈祠が一番人気ですね。
また、忠烈祠は、台北だけでなく、高雄・花蓮・新北市など各地にあります。(交代式はなさそうですが)
もし大直駅から歩いていく方がいましたら、駅前の晴光豆花の豆花がやさしい甘味でおいしいのでおすすめです(^^)
ちなみに、駅からタクシーでいく場合、大直駅にはタクシーは停まってません。タクシーを拾いたい場合は、圓山駅で降りた方が良いです。距離的にはあまり変わらないんですけれど、大直駅から忠烈祠に向かう人はあまりいません。
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