高雄には、５分の船旅で行くことができる島があります。「旗津」です。
もともとは島ではなく、半島なのですが、交通のため、切り離されました。
旗津へは、西子湾駅から歩いて10分ほどの場所にあるフェリーターミナル「鼓山輪渡」からひっきりなしにフェリーが出ています。所要時間は５分ほど。
どう見てもそれとわかる人の大行列がありますので、その後ろに迷わず並びます。
気が遠くなるぐらいたくさんの人が並んでいますが、船は次々とやってきては人を乗せていくので、思ったよりは待ちません。フェリーターミナルからはるか遠い場所から並び始めましたが、待ったのは30分弱。
チケットの買い方はいたって簡単で、並んでいる途中で、シンプルな券売機があるので、そこで通りすがりに購入します。そしてチケットを見せて改札を通ります。
片道25元。80円ちょっとですかね。日本では用もなくフェリーに乗るのは気が引けますが（高いので）、この値段なら、フェリーに乗って少し旗津を散歩して帰ってくるだけというのも気軽にできますね。
フェリーはiPassが使えます。もしかすると、もう悠遊卡（ヨウヨウカー）も既に使えるようになっているかもしれません。
フェリーは色々な形、デザインがあります。
目の前には先に出たフェリー。
５分ですので、すぐに見えてきます。旗津。あっという間。
旗津へ到着。旗津のフェリーターミナルはとてもレトロ。タクシーが多く止まって客引きをしています。目の前にはレンタサイクルショップもあります。自転車で島をめぐるのも楽しそうです。
正直、たった、５分で行ける島なんて、本土と変わらない感じなんだろうなぁ、と思っていました。が、島です！こののどかな感じ。釣りをしている人の姿も見られます。
対岸からこんなに近いのに、ものすごく島感があります！
フェリーターミナルを出ると、両サイドに屋台が立ち並んだメインストリート。島らしく、海産物を扱ったお店がたくさんあります。通りのあちこちに並んだ海産物。値段が書いていません。すべて時価ですが、そんなに高くはないようです。調理方法などをリクエストすると、その通りにやってくれるそうです。
更に、その通りをまっすぐいくと海へ到着します。あちこちにベンチがあるので、のんびり座って、海を眺めながら、屋台で買ったものを食べることができます。
エンドレスでテレサ・テンを歌う人など、あちこちで小さな催し物をやっていました。
海の目の前には「旗后観光市場」という、市場のようなお土産屋のような施設があります。
さきいかなどの乾きものや海産物などを売っているお店が左右にびっしり。お茶なども売ってます。
旗津には台湾最古と言われる「旗後天后宮」があります。
「砲台跡」からの眺め。
ここには観光客と、観光客を相手に仕事をしている人しかいないんですね。なので、高雄の町とは違う、ゆるやかな空気が流れています。
高雄の海、景色、食べ物、買い物がすべてこの島にコンパクトに収められていて、しかも２～３時間ぐらいの短い滞在でも十分楽しめるので、本当に、散歩気分で旗津、おすすめです。なにせ、フェリーで５分で島に行けるというのは嬉しい。（フェリーに乗るのに30分かかりましたが）
ちなみに帰りは、16時頃と、早めに帰ったため、フェリーは空いていて、ほとんど待たずに乗ることができました。
ですが、夜景も綺麗だとのことなので、ぜひ次回はもっと時間を取って旗津を訪れたいと思います。旗津にもホテルがあるので、泊まりでも良いですね。
あ、それから、旗津へフェリーで向かう際はぜひ、フェリー乗り場近くにある「渡船頭海之冰」でかき氷食べていってください。おいしいですよ(^^)
コメント